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静かになった。

2010.09.30 Thu
お昼過ぎまで寝ていた。

窓の外は明るくて、

みんなの生活はもう始まっている。

今日は暑いのだろうか。

それにしても、家の中は静かだ。

何もしなければ、何も起きない場所だ。


さっき、夜が明るくなるまで起きていた。

久しぶりにそんなことをした。


エヴァンゲリオンを観た。

ほぼ全シリーズ観た。

一気に観た。


何で観たかって言われると、

twitterで、「補完計画」って文字を見つけたからだ。


そしてふと、エヴァンゲリオンが観たくなった。


マンガは今年初めて観た。


実家に帰ったときに、

秋田なんかに帰っても何にもやることないから、

ストーブの近くに積んであった

エヴァンゲリオンを読んだ。


中高生くらいの時に流行ったのかな。


その当時は、「変なマンガ」ってくらいしか知らなかった。


実家でずっと読んだ。

晩ご飯までの時間にめっちゃ読んだ。

ご飯食べた後も、確か読んだと思う。


何だか切ないストーリーだなって思った。


オープニングテーマは有名だから、

始まった瞬間に、

「あぁ、俺はエヴァンゲリオンをアメリカで観てるんだ」

って思った。


歌い方がなんだか昔っぽい。


ストーリーはちょっとマンガと違うけど、

「そうそう、こんな場面あったな」

なんて思いながら観ていた。


いろんなキャラクターが登場するけれど、

どれも作った人の一部なんだと思う。


人にはいろんな面がある。


バガボンドでもそんなことを思う。

井上雄彦さんのいろんな面を見ているようだ。


シンジ君は、よく逃げ出す。


でも、必ず戻ってくる。


現代っ子って感じのクールな感じはあるけど、

仲間思いのいいやつだ。


レイは、しゃべらない。


でも、いつも問うている。


アスカは、よくしゃべる。


何かをかき消すかのように話す。


みんなトラウマを持っている。


それを深く深くえぐっていく。


トラウマ自体は問題ではない。


人が生きるためにすることだし、

人は誰でもトラウマは持っている。


問題は、

「自分にはトラウマなんてあるはずがない」

って思いがちなパターンだ。


別に思い出す必要もないのかもしれない。


私は変わったのだし。


あの時よりも強くなったのだし。


人は、思い出を残したいと思い、

思い出を捨てていく。


心の傷は、なかなか癒えない。


僕は、そんな心の傷と寄り添っていきたいのかもしれない。


ロルフィングとか、そんなことを通して。


でも、それを支えている心は何だろう?


誰かに認められたいからか?


よく、わからない。


シンジ君も、よくわからないと言う。


そうすると、「そうやって逃げるんだ」って言われてしまう。


僕も、逃げてるのかもしれない。


よく、わかんない。


エヴァンゲリオン観ている間に、

twitterを覗いていたら、

最近twitterを始めた宇多田ヒカルが、

「お母さんのお腹の中にいた時ってこんな感じなのかな」

みたいなことを言っていた。


シンジ君も、母親に抱かれ、

形をなくした。


武蔵にもそんなシーンがある。


僕のやりたいことは、そういうことかなと思う。


なぜあの時代に、エヴァンゲリオンという物語が生まれたのか、

そんなこと考える。


セミの声がよく聞こえる。


実家のひぐらしの声を思い出した。


僕は変わっちゃいないけど、

なんだか周りとの関係はどんどん変わっていく。


大曲の友達は元気だろうか。


また、山ん中入って、みんなと遊びたいよ。


今年も大曲には、冬がやってくる。


僕は、ボルダーにいる。


ボルダーで冬を過ごす。


雪は多いのだろうか。


久しぶりに、雪に包まれた冬になりそうだ。


そんな繰り返しだ。


あの時から。




Yuta


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Category:大友 勇太 | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |