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たまにはのんびり、ほっこりと

2006.12.29 Fri
クリスマスの日を台無しにされたカゼは、

その後の生活もダラダラさせてくれました。


情けない。


けど、たまにはこんなのもいいじゃないかと

自分に言い聞かせているのでした。


部屋の中ばかりにいるのだからこうなのだと考え、

気が置けない同じ東北の友達とどこかへ行くことにしました。


二人の大学生活を終えた東北人が考えたところは、

「長島スパーランド」でした。


本当は、どっかの名物を食べに行くとか、映画とか、

そんなのがよかったけど、山形(以下、山)が行ったこと

ないらしいので、秋田(以下、秋)は賛成しました。









出発の朝はとても寒くて、車のフロントガラスは、

ちょこっと雪の結晶が見えるほど冷たく凍っていました。


少し経つと、空からキラキラと雪が舞ってきました。

あまりのきれいさに、秋はなんだかヒューっと

通りすぎていったクリスマスを感じてしまったのでした。


山は予想通り、山の家に着いたとの電話には、

「今起きた」と、しゃがれた声で返すのでした。


山の支度を少しだけ待つことにした車内では、

「大学生活終えた男二人が、なんで年の瀬に

ショッピングなんて行く気になってるんだろう」

なんて、秋が一人で笑っていました。


気づいたら、いつのまにか雪は止んでいました。







山の支度が遅いので、部屋まで迎えに行き、

30分だけ遅れたけれど、燃費の悪い車で出発しました。


今からショッピングの行くのに、財布の中には、

お金なしの秋は、山から5,000円を借りて、

ガソリンを入れました。


車にガソリンを入れたのはいいけれど、秋と山は

自分たちにもガソリンが入っていないことに気づき、

安いラーメン屋で早めのお昼ご飯を食べることにしました。


安さに見合ったその味は、おなかだけを満たしてくれました。

秋は心は長島で満たそうと誓うのでした。







高速に乗って、さっき借りたばかりの「スピッツ」の

アルバムを聞きながら何を話すでもなく、

二人は「空も飛べるはず」なんかを歌いました。


アルバムが「ロビンソン」に差し掛かったあたりで、

今日2度目のキラキラが空から舞い降りてきました。


「涙がキラリ」くらいでは、キラキラとは呼べない

状態になり、「チェリー」では、車は人の歩く

スピードにさえ遅くなり、窓の外の世界は、

白の世界へと姿を変えていました。



「今日のうちに帰れるかな」



そんなこと、二人で話しました。


気づいたら、もう高速を降りていました。

アルバムは、聞きなれない曲に変わっていました。







なんだかんだ、久しぶりの雪にテンションが上がり、

秋は山の背中に雪を投げつけたりしています。


ランドの中は、カップルやら、家族連れやら、

いっぱいの人がいました。


普段の秋と山なら、しゃべって通り過ぎる、

明らかに今の二人には似合わない店の中に、

ちょっとワル乗り気味で、入ってみました。


山はどっしりと商品見たりしていますが、

秋はソワソワと糸の先の長方形の紙に書いてある

数字を見ているのでした。


「やばいって、それ\100、000以上だって!」


って、為末大に似た髪形の、細身のボトムスの

お兄さんには聞こえないように、秋が話します。



「マジで。すごいねー。」


なんて、ますますワクワクしている、山。


ショッピングと言うよりは、アトラクションを

周るように、秋と山の時間はすぎました。







少し疲れたので、甘いデザートと、コーヒーで

小休憩をすることにしました。


最近、「社会人の準備」と、コーヒーに挑戦している秋は、

初めてのコーヒー路上教習をすることにしました。


そのお味はというと…


やはり、外の喫茶店で飲むコーヒーは、そう簡単には

オッケーを出してはくれませんでした。


「もう少し、コンビニ教習を続けよう」と、

秋はジャズドリーム長島で学ぶのでした。








一応、ショッピングということの今日ですが、

その成果というと、山の「ナイキのアンダーアーマー

みたいなもの」ぐらいのものでした。


まあ、大学卒業を控えた男二人のショッピングなんて

こんなものだと、多分山もそう思っていたのでしょう。


秋と山は、温泉に行くことにしました。







無駄にと言っては、怒られてしまうが、広いこの温泉は、

露天風呂が自慢の温泉でした。


氷点下に迫るこの空の下、裸の男達が小走りで、

「寒い」と言いながら、「熱い」温泉に向かう。


ちょっと素に戻り、ちょっとひいてる秋でした。


その1分後には、周りの男と一緒に小走りしてる、

まんざらでもない男も秋なのでした。









熱い温泉の中、湯気が山の顔か、おじいさんの顔か

わからなくさせ、ふと空を見上げると、月が出ていました。


誰に言われるわけでもなく、月を見上げていると、

「いろいろあったなー」なんて、楽しかった4年間を

秋は思い出していました。


山は、ずっと前を見ていました。








浴衣で二人でボーっとし、そばとうどんを食べて、

ちょっと身体が冷えたから、5分間だけまた温泉に入り、

シャトルバスで駐車場まで向かいました。




3,000円以上の買い物で、駐車場料金の500円が

払い戻されるシステムらしいので、お姉さんに

聞いてみると…


「2,940円なので、無理ですね。」


「60円くらいなんとかなりませんか?」


「そういう決まりなので。」


「そうですか、わかりました…」



温泉のぬくもりがまだ残る秋と山は、車までの帰り道、

「二人が関西人だったらな~」なんて、この時ばかりは

笑って思う二人なのでした。








エンジンをかけると、流れ出す聞きなれない

スピッツのアルバムを、また聞きなれた曲にして、

何を話すわけでもなく、秋と山は歌って帰りました。





豊田に帰ってきた頃には、聞きなれない曲は、

鼻歌ぐらいは歌えるようになっていました。
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Category:大友 勇太 | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |
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素敵な話ですね。
僕もそんな素敵な日々を過ごせるように1日を見つめたいです。生活の中に自分なりの美しさを作り出したいです。
- | 陽 | URL | 2006.12.31(Sun) 07:15:17 | [EDIT] | top↑ |

陽さんへ

返信遅れましたね。そしてあけましておめでとうございます!
全然素敵じゃないですよ。けど、好きな時間ではあります。これからも忙しさの中にそんな時間を作り出していきたいものです。
- | 大友勇太 | URL | 2007.01.03(Wed) 22:51:51 | [EDIT] | top↑ |

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