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こんな日だからこそね。

2007.08.11 Sat
今日は、僕の大切な人のことを書きたいと思います。


多分、その人も僕のことを大切に思っていることでしょう。



僕の父さんと母さんの話です。





僕は、父さん母さんから生まれた。


二人は四十歳だったらしい。


その時兄さんは十五才。


いろんなリスクがあったと思う。


それでも二人は僕を生んでくれた。


物心がついた頃には、僕はそれを嘆いていた。


授業参観の日ほど嫌な日はなかった。


誰にとっても親は親。


年齢など関係ない。


しかし、その時の僕にはそんな風には思えなかった。





父さんは仕事人間だ。


仕事から帰ってきたら、いつも酒を飲んでいた。


小さいながら、一緒に飲んだこともある。


大きな一升瓶を小屋に、季節を問わずに取りに行くのが


僕の仕事だった。


それと、酔っ払った父さんを部屋まで連れて行くのも、


僕の仕事。


父さんは僕の言うことは聞く。


他の家族の言うことは聞かない。


父さんは僕のことをよく膝の上に乗せていたと思う。


そして指をぐりぐりしたり、噛んだりした。


嫌だったが、子どもなりに父さんの愛は感じた。


父さんは僕を愛してくれた。


だから父さんは僕の言うことは聞く。


父さんは酔っ払うと僕を近くに呼んだ。


そして、「好きだ」と言ってくれた。


仕事人間だけど、父さんは僕を愛してくれた。


休みの日は、ほぼ父さんの車で秋田市に行った。


父さんは営業の仕事なのでいろんな場所にも行った。


いろいろな場所で父さんは取引先と仕事の話をする。


僕はそれを車の中で待つか、本屋で遊んでいた。


本当にいろんな場所に行った。


そして僕は待った。


待っていると、いろんな大人の人は話しかけてくれたり、


飲み物とか、お菓子とかいろいろくれた。


そうやって待つと、本屋で父さんがマンガを買ってくれた。


それがうれしくて、休日は父さんと一緒にいた。


今でも、その父さんの営業での仕事振り、そしてその背中を


思い出し、仕事に活かすことも多い。


父さんは怖かった。


いつも何かしらで怒られていたと思う。


本当に頭が固い、昔ながらの人間。


真っ暗な小屋に閉じ込められたこともあるし、


裸で雪の中に放り投げられたり、


いろんなもの投げられたり、


茶髪にして、「二度と大友家の敷居をまたぐな!」


って、怒鳴られたり、


とにかく怒った。


今時こんな人はネコ型ロボットのマンガか、


星さんの家庭を描いたマンガくらいにしか出てこない。


本当に怖かった。


父さんは、真面目な人だ。


真っ直ぐな人だ。


ダメなことはダメと言う人だと思う。


父さんは、メリハリの達人だ。


べろべろんでつぶれても、次の日の朝五時頃には起きて、


誰よりも早く会社に向かう。


それは平社員から、会社の中心人物になった今まで、


ずっと欠かしていないことだ。


父さんは、会社のどんな人よりも先に会社に行く。


オンとオフが本当にわかりやすい人だ。


そんな父さんを僕は心から尊敬している。


今の自分に必要なのは、そんな一生懸命な真面目さだと思う。


父さんは仕事人間だ。


そんな父さんを僕は愛しているし、尊敬している。





母さんは、とらわれない人だ。


いつも流れている。


なんでもなんでもやってみる。


いろんな趣味、いろんな仕事を今まで見てきた。


才能とはこういうものだと思う。


母さんには何でもよく話した。


それがゆえにケンカもよくした。


修学旅行におこづかいを何円持っていくかでケンカした。


おこづかいの不払いについてももめた。


お年玉の行方についてもケンカした。


お金ばかりだな。


高校の進路もケンカした。


でも、最後にはいつもこう言った、


「あなたが決めたならそれでいい」


そして僕は、いつも自分で決めた。


母さんは、「お前には勉強を教えたことない」


と言う。


全部、自分でやった。


「勉強にお金をかけさせなかった分、


 服を買うのにお金くれ」


と言って、ケンカした。


母さんは本当にのほほんとしている。


大抵の事にもあせらない。


しかし、蛇の写真を見せたら、どうしようもないくらい怒る。


母さんは蛇に弱い。


母さんは芸術の才能があると思う。


だから、僕も芸術的な感性が多少あるのかもしれない。


しかし、映画を見に行っては寝るし、ミュージカル見ても寝る。


「母さん、○○のコンサートどうだった?」と聞くと、


「最初しか覚えてない。けど暗くて寝やすかった。」と。


いつもこんな感じである。


母さんは自由だ。


いつも僕を自由にさせてくれた。


僕を縛らなかった。


だから、今まで全部自分で決めてきた。


僕にはそれが有難かった。


それゆえに、自分に全て責任がある。


本当に本当に有難かった。


母さんは、言葉には出さないけど、


僕への愛情がにじみ出てくる。


そして、僕も母さんを愛している。





そんな父さんと母さんは仲がいい。


ケンカもするが、寝ると忘れる。


いちいち、最近の旅行の報告までしてくれる。


こんな夫婦になってみたいものだ。


僕には理想の夫婦だ。


空港には、ちょっとおしゃれして二人で迎えに来てくれる。


照れるが幸せだ。





子どもの頃、目をつぶって眠る前に


いつも考えていたことがある。


「もし目を開けて朝になったときに、

父さん母さんがいなかったらどうしよう…」


そう考えると、いつも寝れなかった。


そしていつも泣いていた。


「四十歳の子ども」


いつもそれが心にあった。


「僕と友達は同い年なのに、父さん母さんは二十歳違う…」


こんなに大好きな父さん母さんと同い年の友達より、


二十歳も早くお別れしなきゃいけない…


いつもそれを考えていた。


それは保育園から、そして今でも…


大学になり、真正面から、そしてちょっと遠くから、


父さん母さんを見る。


あんなに怖かった父さんが、今僕を握る手が弱い。


肩を担いでよたよたしながら部屋まで運んでいたのに、


なんだかとても軽い。


父さんはせきが昔から多いが、今聞くとはっとする。


母さんとの電話はだんだん声が大きくなってきた。





僕は今日、二十三歳になった。


そして、父さん母さんは六十三歳になっている。


僕は成長し、父さん母さんは老いている。


紛れもない事実。


明日何が起こるかもわからない。





自分で選んだこの道。


古臭い親にはわからない仕事だろう。


今でもよくわかっていない。


しかし、全部自分で決めた。


だから、胸張って仕事したいと思う。


テレビの一つにでも出たい。


普通この仕事は裏方だけど、父さん母さんのために、


僕はテレビに出たい。


「これが俺の仕事です」と。





あなた達にもらったこの大きな大きな、かけがえない愛を


本当に感謝している。


まず普通はない二人に、僕はめぐり合えた。





そんな僕も、いつか二人で歩く日が来るのであろう。


そして、新たな命も授かるのだろう。


僕は、父さん母さんみたいな親になりたい。


その愛を受け継ぎたい。





本当に感謝している。


ありがとう。


身体には気をつけて。




2007年8月10日

23回目のこの日に、大阪より感謝を込めて

大友 勇太
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Category:大友 勇太 | Comment(4) | Trackback(0) | top↑ |
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一日遅れですが、誕生日おめでとう。
父さん、母さんは幸せだなー。
心は、言葉に表さないと
やっぱり伝わらないからね!
すぐに、コピーして
渡しておきます。
立派になったのー 弟よ!
- | あねきです | URL | 2007.08.10(Fri) 17:20:05 | [EDIT] | top↑ |

面と向かっては照れくさいので、こんな形になっちゃいました。コピーありがとう。
- | 大友 勇太 | URL | 2007.08.11(Sat) 01:02:59 | [EDIT] | top↑ |

おめでとう。。

誰もが持っている幼い頃の切ないキモチが蘇り・・・キュンとした。

感謝の毎日だ・・・


- | はな | URL | 2007.08.15(Wed) 07:57:18 | [EDIT] | top↑ |

生きてるんじゃなく、生かされてるのだと思い、明日から仕事がんばりたいと思います。
- | 大友勇太 | URL | 2007.08.15(Wed) 09:32:43 | [EDIT] | top↑ |

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