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靴屋の店員

2008.09.05 Fri
僕はアシックスの靴が好きだ。

「本気ならアシックス」

確かに本気が伝わってくる。


高校までずっと野球をしていたが、

道具にたいして様々なこだわりがあった。

それで甲子園に出れるような選手なら

そのこだわりも認められていたが、

道具がパフォーマンスには

なかなか結びついてくれていなかったようだ。


グローブはミズノプロ。

スパイクもミズノプロ。

ベルトもちなみにミズノプロ。

バット、バッティンググローブはルイスビルスラッガー。

アンダーシャツ、スラパンはデサント。

ソックス、ストッキングはミズノ。


それぞれに意味があるが、

アメトーーク!みたいになっちゃうのでやめときます。笑


一番こだわっていたのはグローブだが、

スパイク、そして靴にはかなりこだわっていた。


野球部のスパイク以外の靴っていうのは、

一般的にはアップシューズって言われてる

エナメルの防水加工の靴だった。


でも、僕には全然納得できず、

一人だけ陸上シューズを履いていた。

雨の日のグランド整備はいつもびしょ濡れだった。


走るのが好きで、暇があれば走っていた。

うちの高校は陸上が県内一で、

一個前のオリンピックに出た先輩もいる。

そんな陸上部の監督さんに

「盗塁のスタートをする時に、

 一歩目は右ですか?左ですか?」

など走りの指導も受けに行っていた。


結局、高校野球も早々に敗れて、

僕もいわゆる受験生になった。


僕は体育大学に行くことにした。

受験で1,500mなど実技試験があったので、

一応進学校生の僕は、みんなが受験勉強をしている時に

一人走っていたりした。


そんな中で、アシックスの靴に出会った。

あの時の出会いは今でも覚えている。

「こんな靴が世の中にはあったのか」、と。


そうして迎えた受験は、見事にセンターで失敗し、

僕は浪人を決意した。


そんなある日、ある一通の手紙にせいで、

僕の人生は劇的に変わることになる。


中京大学からの合格通知だ。


そこからトレーニングの勉強をし始めて、

そして今に至るのだが、

ますます靴好きに磨きがかかってしまった。


あれ以来、普段履く靴以外は、

アシックス以外買っていない。


話はなぜか昔話になってしまったが、

ようやく今日に戻ってきた。


先輩と元町の靴屋に行った。

僕の靴好きの話に興味を持ってくれて、

「そんなにいいっていうもんなら見てみたい」

ということで案内した。


早速、僕が興奮気味に説明し始めると、

店員さんが話しかけてきた。


「何か目的はございますか?」

「これからランニングを始められるんですか?」

「それはクッション性がよくて、これは蹴りやすいですね。」


おい、お前。

何勝手に話し始めてるんだ。


僕には、「売りたい」って気持ちが

最初に伝わってきた。


しかも、いきなり走ること前提で話してきた。

靴だろ。

まず自分がいて、やりたいことがあって、

自分にしたいようにするための

パートナーだろ。

走るだけじゃないだろ。


蹴りやすいって何だよ。

走りで蹴る瞬間なんてあるのか?


多分、自分で履いてないと思う、この人。

本当に好きじゃなないと思う。

少なくともこの人からは、本気が伝わってこなかった。


こういう店員さんって、

好きなら自分で何回も何回も全部履くもん。

そんで自分なりの言葉で話してくれるし、

そこにメーカーの偏りもないし。


例えば、本当に靴好きの店員さんなら、

アシックスの服を着てても、

ナイキ、ニューバランスの良さを語れる。

そこに「売りたい」って気持ちはない。

「目の前の人にいいモノを紹介したい」

そんな気持ちを感じる。


店員さんは、知識、情報を伝えても意味ないと思う。

まず好きじゃないと。

そんでそれぞれを語れるほど履かないと。

でなきゃ、カタログ見りゃいいもん。


だいたい僕が好きな店員ってそんな人が多い気がする。

垣根なんてなく、本当に好きというか、愛してる。

スキーも、飲食店も、服屋も

そんな人が多い。


僕は、将来自分の店を持ちたい。

そんなときには、そんな好きさ、愛情がにじみ出てる、

そんな店員さんと仕事したいと思う。


今日の店員さんは、名も知らない人だし、

何も悪いことはしていないが、なんだか切なくなった。


本気の人ってなかなかいない。


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