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今の切実さ。

2011.06.20 Mon
先日、知り合いの宮本裕介さんのご紹介で、

釜石にボランティアに行ってきました。


裕介さんとは、Boulderにいる時に出会って、

しかもその出会いがパーティーで、

「俺が本当のテキーラのショットを教えてやるから」

って2人で飲みまくって、

その後ホットタブに入ったって感じで、

今回が2回目でした。


なので、今回、

釜石でお会いするまでは、

「テキーラの人」ってのが裕介さんの印象で、

今までの経歴や、現在のお仕事など、

全くわかっていませんでした。


でも、不思議なご縁はあるものです。


今回のいきさつは、

まず始めに、

僕が日本に帰ってきてから、

裕介さんから、「岩手の釜石にいる」との

連絡をもらいました。


せっかく同じ東北ですし、

しかも、震災のダメージをもろに受けている場所ですので、

「会いに行きます」と返事をしました。


そうすると、「ボランティアしてみる?」

と話が進み、2人でマッサージのボランティアを

することになったわけです。


普段、裕介さんは、

釜石シーウェイブスというラグビーチームで、

お仕事をされているので、

夜の練習後に伺って、明朝からボランティアという

感じでいこうと思っていたのですが、

裕介さんとチームのご好意で、

練習を見学させてもらえることになりました。


実家でお昼ごはんを食べて、

母親のクルマにベッドと、

ロルフィングのセッションに必要なものを積み込み、

岩手に向けて出発しました。


出発の日はすごく晴れていたし、

初めての土地をしっかり見れるということで、

高速は利用しませんでした。


何山も何山も峠を越えて、

クルマを走らせること4時間、

ようやく、一つ手前の町の遠野に着きました。


遠野まで来ると、至る所に、

「自衛隊支援ありがとう」

などの感謝のメッセージがたくさんあり、

自衛隊、警察もクルマも多くなってきて、

少しずつ近づいてきた実感があります。


遠野の道の駅で一休みをした後に、

1時間ほど先の釜石を目指しました。


さすがにここまで来ると、

道もボコボコしてきます。


練習場に着く頃には日も落ち始めて、

裕介さんとの久しぶりの再会も果たし、

シーウェイブスのトレーナーさんも紹介していただき、

早速、練習を見学させてもらいました。




SDIM3010

これが練習グランド。


かなりきれいな夕陽が見れて、

しかも、震災に負けない熱い練習を見れました。


練習後には、裕介さんの家での飲み会。


テキーラのボトルが何本も置いてあり、

いろいろとレクチャーをしてもらいました。


テキーラでもあんなに種類があるし、

しかも、味も全然違うのですね。


途中からは、

シーウェイブスのトレーナーさんと、

スタッフさんが合流し、

大テキーラ大会になりました。


一体どれだけ飲んだんだろう。


話はトレーナーのこと、ロルフィングのこと、

そしてなぜか方言の話にもなりました。


僕は秋田弁ネイティブだったのですが、

他の方々は、東北地方以外のお生まれだったので、

僕がレクチャーをさせてもらいました。


めちゃくちゃマニアックな話になりましたが、

いつまでも話は終わらずに、

本当に楽しい夜になりました。


ありがとうございました。


次の日の朝は、

いいテキーラばかり飲ませてもらったので、

あんまり二日酔いはなく、

朝一番からボランティアに向かいました。


まず最初に、ボランティアの受付に行ったのですが、

もうすでにたくさんのボランティアの方々がいて、

毎日100名以上にもなるみたいです。


名簿をチラッと見ても、

本当に日本各地から来ていました。


僕たちは少し特殊なボランティアで、

マッサージをさせてもらいました。


僕も、ロルフィングのセッションを

することができました。


もしも、自分がS&Cコーチだとしたら、

こういった時に、なかなか自分の専門性を活かした

ボランティアは難しかったかなと思います。


ましてや、普通の仕事をしていたら、

力仕事のようなボランティアをするか、

自分の収入のいくらかを義援金として

送るくらいだったと思います。


でも、自分の手で、

何か直接することができて、

それに対して、「ありがとう」と言っていただける。


これは、僕としてはかなりうれしいことですし、

ロルフィングに出会ってよかったなと心から思いました。


最初は、釜石小学校でのセッションでした。


ここには震災直後には700名を超える方々が

非難されていたみたいです。


3階建ての小さな小学校ですから、

各階に200名以上です。


今現在は、ほとんどの方が仮設住宅に移られて、

今は、100名を切っていました。


セッションは、保健室を使わせていただきました。


身体的な症状を訴えられる方も多いのですが、

話を聞いていくと、やはり精神的な症状が、

かなり見受けられました。


なかなか、寝付きや、朝の目覚めが悪かったり、

疲れが抜けないとおっしゃっていました。


健康の基本は、きちんと休むことだと思うのですが、

それがなかなか難しいんですよね。


顔には笑顔が見えるのですが、

触れてもなかなか中に入っていけないくらいに

緊張が強い場合が多かったです。




SDIM3011

これがセッションをさせていただいた、

釜石小学校です。


こんな状態でも、この小学校では授業があり、

何だか落ち着かない気持ちになりました。


時計は止まったかもしれませんが、

時は流れ続けています。


午前中に4名セッションをして、

釜石小学校での活動は終わりました。


「また来ますから」と約束をして、

小学校を後にしました。


お昼ごはんには、

工藤食堂というところに行ったのですが、

ここは1階は津波が来ています。


周りの他の店も津波でボロボロなのですが、

ここは2階で食堂を再開しています。


みんな集まっていて、

すごく活気があったのですが、

その食堂を再開させるまでの食堂の方々の決断、

そして、それを続ける気力を想像すると、

フラフラと僕の頭はよろめく感じがしました。




SDIM3014

工藤食堂さんの前の公衆電話。


こんなことでもないと、

まじまじと公衆電話を見ることはなかったでしょうが、

公衆電話はその後もそこに、

ただただ残っています。




SDIM3019

午後からは、市民交流センターでのセションでした。

写真は、そこからの眺めです。


のどかな海が写っていますが、

あの時にはどう見えたんでしょう。


手前の家はボロボロですし、

左上の大きな船は、

水の上には浮かんでいません。


ここでは、体育館のステージでのセッションでした。


ステージまでの移動の中で、

痛い視線を感じたのですが、

おじいちゃんおばあちゃんが、

背中を丸めて、カップラーメンを食べています。


いつまで、そのラーメンが続くんでしょうか。


先さえ見えれば、少しは違ってくるとは思うのですが。


セッションでは、先程の場所よりも、

さらに精神的なダメージを受けてられる感じで、

字が書けなくなったり、

声が出にくくなった方もいらっしゃいました。


ロルフィングは、心をまんなかにして、

セッションをしたいのですが、

でも、僕の心は捉えようもなく動き、

終いには、どこかに消えてしまったような感じさえしました。




SDIM3027

全てのセッションを終えて、

帰る途中の道がこんな感じです。


これでも、大分片付いたそうですし、

釜石はまだましだそうです。


どんな人にも物語が必要で、

物語があるからこそ、

なんとか「今」を生きていけます。


本当に、物語からかけはなされた、

生の、荒々しい「今」を生きなければいけない、

そんな場所が日本にあります。


物語をつくろうにも、

文脈を探そうにも、

この景色の前には何もありません。


なかなか大変です。


僕が見てきたものも、

本当に断片的なものでしかないでしょう。


そして、他の人にも見てきてくださいとは、

とてもじゃないが言えません。


また、継続して釜石には行かせてもらいたいなと

思っています。


迷惑じゃないことができるなら、

何回も行こうかなと思っています。


せっかく出会った、僕の好きなロルフィングで、

少しでも喜んでもらえるのなら。


ロルフィンがそばにいてくれたので、

なんとか正気を保っていられました。


これからも精進していきます。


がんばりましょう東北。




Yuta
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